これだけはやっておきたいSEO対策
私は10年以上Web制作をしておりますが、年々SEO対策は難しくなっている印象を受けます。
以前は小手先の方法である程度順位を上げることができました。
しかし今日では如何にユーザーが満足するページを提供できるかがかなり重要な要因になっており、順位を上げることはハードルが高くなっているのですが、見方を変えれば上位表示するための条件はシンプルになってきているとも言えます。
ここではサイト公開時に最低限これだけはやっておきたいと思うSEO対策の基本をご説明いたします。
以下に記載することを実行することで、SEO対策の土台はできたと思ってください。
土台ができたらあとはユーザーに有益な記事をどんどん書いて、アクセス数を伸ばすことで検索順位を上げることができると思います。
基本のSEO対策 - 其の1
WordPressでサイトを作る
WordPressというのは説明するまでもないと思いますが、簡単に言うとホームページを更新できるソフトウェアです。
WordPressでサイトを作ると何が良いかと言うと、簡単にSEO対策で必要なことが実行できる、という点です。
WordPressは世界で一番利用されているホームページの更新システム(CMS)です。
そのため色々な専門家がプラグインというものを作っています。
そのブラグインにはSEO対策用のプラグインも多くあるので、そのプラグインをインストールしてしまえばほぼSEOの基礎はできたと言っても過言ではありません。
以下におすすめの(設定が楽な)プラグインを2つ挙げておきます。
基本のSEO対策 - 其の2
サーチコンソール(Google Search Console)にサイトを登録する
サーチコンソール(Google Search Console)とは、Googleが無料で提供している高機能なサイト解析サービスです。
Googleは以下のようにサーチコンソールを説明しています。
サイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つGoogleの無料サービスです。
Search Console に登録しなくても Google 検索結果にサイトが表示されるようにすることはできますが、Search Console に登録することで、Googleのサイトに対する認識を理解し、改善できるようになります。
※登録したら検索に上位に表示されるということではありません。
基本のSEO対策 - 其の3
スマホ対応のサイトにする
Googleは、モバイルフレンドリーテストという、サイトがスマホ対応しているかどうかのテストできるページを公開しています。
Googleがモバイルフレンドリーてあることを推奨しているということは、すなわちモバイルフレンドリーではないと検索で上位表示されにくくなる、ということです。
以下のページでご自身のサイトがモバイル対応しているかご確認ください。
またGoogleは「モバイルSEOの概要」というページも公開し、どのようなモバイル対応がよいかも解説しています。
Googleはこのページで、レスポンシブデザインでサイトを作成することを勧めています。
その他の重要な対策
基本の基本は上記3つですが、その他に重要な対策を以下に挙げます。
サイトマップを送信する
上記のSearch Consoleにサイトを登録すると、サイトマップを送信できるページがありますので、そこからサイトマップを送信してください。
サイトマップとは簡単にご説明すると、サイトのページ構成をまとめたファイルになります。
サイトマップは上記WordPressのプラグインで作成してくれますので、そのアドレスをSearch Consoleで送信するだけです。
タイトルタグにキーワードを1つ入れる
これは誰もが知っている重要な対策だと思いますが、鉄則は1ページにつき1キーワードです。
欲張って2つ3つ以上キーワードを入れているサイトをよく見かけますが、それはGoogleにペナルティを取られ逆効果になりますのでご注意ください。
タイトルの書き方ですが、タイトルは検索結果に表示されユーザーもそれを見てクリックするので、ユーザーがクリックしやすい表現が良いです。
ただあまりに過剰な表現にしてしまうとGoogleのペナルティを課せられてしますので、気をつけるのは「簡潔に」ということです。
文章もそのページの内容をうまくまとめた文章である必要があります。
あまり長い文章にすると検索結果で「…」と省略されてしまうのでPC、スマホでも表示される24文字位が推奨されています。
H1タグにキーワードを1つ入れる
H1タグもタイトル同様重要な要素になります。
H1タグというのはそのページの大見出しを意味するタグになります。
これもタイトルと同じでキーワードを1つに限定してください。
またタイトルと全く同じ文章だとホームページの構成上良くないので、タイトルより文章的な表現にすると良いと思います。
関連記事:H1タグの効果的な使い方
Descriptionをきちんと書く
Description(ディスクリプション)とは簡単に言うとページの「説明文」ということです。
検索結果にもタイトルの下に表示されますので、ユーザーがクリックする前に読む可能性が高い重要な項目になります。
こちらもタイトル同様長すぎると省略されてしまうので、100文字位を目安に書くと良いと思います。
また短すぎるディスクリプションも、ページ内容の説明になっていないと判断されSEO評価が下がりますので注意してください。
ページの表示速度を上げる
表示の遅いホームページって見ていてイライラしますよね。ユーザーにとってストレスになるのでとにかく表示速度は早いに越したことはありません。
Googleも「あらゆる端末でウェブページの読み込み時間を短くしましょう」と謳っているので、すなわちページ速度が遅いとSEOでの評価が下がるということになります。
ページ速度はGoogleのPageSpeed Insightsというページで測ることができます。
じゃあどうやったら速度をあげられるのか、というところですが、WordPressなら以下のようなプラグインがありますので、それを導入するのも手です。
WP Fastest Cache
ページ内容をキャッシュ(保存)してくれるプラグインです。
Smush Image Compression and Optimization
画像を圧縮してくれるプラグインです。
またレンタルサーバーでも表示が早くなるサービスをしているところがありますのでサーバーの変更も視野にいれてもいいと思います。
良質な外部リンクを増やす
外部リンクとは別サイトからのリンクのことで、数年前はこれだけで検索上位表示が達成できるくらい効果がありました。
しかしGoogleもそんな状況を良しとは思わず、外部リンクが変に多いサイトにはペナルティを課すようになっています。
それではどのようなリンクが良質なのかというと、ページ内容が自分のサイトの内容と同じで、且つ自然なリンクの貼り方をされているリンクが良質と言えます。
自然なリンクの貼り方というのは、ブログなら記事の内容に沿ってあるべき場所でリンクが貼られているということです。
さらにリンクをしてくれているサイトが、アクセス数が多い人気サイトなら、かなり効果が期待できると思います。
まとめ
ここに書いたことはあくまでも基礎的なことで、ほとんどのサイトでなされていると考えて良いと思います。
つまりここがスタートラインということです。
ここから本当のSEO対策が始まります。
それは小手先のテクニックなどではありません(一昔前はそのようなテクニックもありましたが)。
とにかく閲覧ユーザーのために、有益でわかりやすい記事を書いていく、ということが本当のSEO対策になります。
それは非常に手間のかかる大変な作業かもしれません。
しかし、そのように時間を掛けて努力することで、ホームページがあなたの最高の営業マンになってくれます。
大切なのはSEOを意識してキーワードを詰め込んだ文章を書くのではなく、自分がユーザーの立場で読んだ際にわかりやすくためになる、という文章を書くことです。
そうすれば自然にあなたの記事は拡散され、検索順位も上がっていくことでしょう。
これこそが現代のSEO対策です。
最後にGoogle検索のSEO対策のヒントになる「Googleが掲げる10の真実」「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」へのリンクを張っておきます。
検索エンジンで上位表示を狙っている方はぜひ読んでほしいと思います。