ホームページは誰にでも作れる?
以前とあるバーにお酒を飲みに行った時、その場にいた他のお客さんと何となく話す機会がありました。
流れで
「お仕事は何をされているんですか?」
という話になり、私は
「フリーでホームページを作っています」
と言ったところ、その方は悪意はないと思いますが
「え!? でもホームページって誰でも作れるんじゃないですか?(それで食べていけるの?)」
と聞いてきました。
私も思わず
「え!?」
となりましたが、世間一般の人のホームページに対する認識はそんな感じなんだ、と結構衝撃でした。
確かに今は無料のホームページ制作ツールがいろいろあるし、Facebookなんかで事足りている方も少なからずいるとは思います。
その時私は「まぁ、それでもなんとかやってます…」と言葉を濁してバーを後にしましたが、なんだかもやもや感だけが胸に残りました。
それから家に帰ってその時なんて答えるのがベストだったのかな、と考えてこういう答えがでました。
料理って誰でも作れますよね?でもプロが作る料理と素人が作る料理って同じじゃないですよね?
料理って見た目は良くても味が悪かったり、固かったり、生だったりと、やはり素人が作るものってプロには及ばないと思うんです。
ホームページにもまったく同じことが言えるな、と自分でも納得でき何故かスッキリした感じがしました。
それではプロが作るホームページは何がどう違うのか、以下にあげたいと思います。
1. 業種ごとの目的にあったデザインで作成できる
無料のホームページ制作ツールですと、いろいろとテンプレートがあると思います。
しかしどれも似たようなレイアウト、構成でサイトのゴール(目的)を達成させる作りではありません。
サイトのゴールは業種や目的で変わってくるので、その都度クライアント様の目的に沿ったデザインでサイトを設計する必要があります。
目的を達成するには、ユーザーの動線やユーザーになにを強調して見せたいか、などが重要な要素になります。
ホームページを作り慣れていないと、自分好みの「それらしいもの」を作るに徹してしまい、目的を達成するための手段としてのデザインが出来ないと思います。
2. SEOを意識した構成で作成できる
SEOに強いと謳っている無料ツールもありますが、謳うのは簡単です。
もしあなたのライバル業者がプロに頼んでいたら、無料のツールで作ったサイトが勝てるでしょうか?
長年の経験に基づくサイト設計で、どうしたら検索に引っかかりやすいのか、プロは熟知しています。
もちろん日々その方法は移り変わるので、常にSEOの情報を収集し、勉強しながら、作るサイトもバージョンアップさせています。
3. やりたいことに柔軟に対応できる
無料ツールだと当然やりたいことにも限度があり柔軟なサイト設計はできません。
例えば製品を紹介するサイトを作ったとして、製品を細かく検索できるようにしたい、とか製品ごとに違うレイアウトにしたいとか。
プロに頼めば柔軟でかゆいところにも手が届くサイト作りができます。
まとめ
なんとなく自己を正当化するようなことを書いた気もしますが、実際無料ツールと自分が作ったホームページの違いを考えるとこんな感じかな、と思います。
でも業種やホームページの必要度によっては全然無料ツールで事足りると思うので、無理にプロに頼む必要はないと思います。
あと、はじめに無料ツールで自分でホームページを作ってみる、というのはおすすめのやり方です。
実際にご自身でキャッチコピーなどの文章を考え、写真を撮影してみないとわからないことがあると思うからです。
それである程度の効果が出ればしめたものです。
思うような効果がでないのなら、その時プロへのご相談をお考えください。
自分で一度作れば何が足りないのか、どうしたいのか、がわかると思います。